‥私が死んだと聞いても仏事などはしてくれる必要はない。
死に別れた悲しみもしないでおおきなさい」
と入道は断言したのであるが、また、
「私は煙になる前の夕べまで
姫君のことを六時の勤行《ごんぎょう》に
混ぜて祈ることだろう。恩愛が捨てられないで」
と悲しそうに言うのであった。
もともとは、大臣家の出身であった明石入道。
源氏の母の桐壺の更衣とは従兄弟になります。
ちょっと頑固おやじだけど、
家族をとても大切にしてる。
しょっちゅう泣いてるし、
心労が重なると ぼーっとして妻に叱られたり、
うっかり転んで怪我したり
仏道修行に身が入らなくなったり。
愛すべき親父さん。
不器用だし、都での出世はできなくても
思うように生きて、
家族を愛し愛されて幸せだったのではないかな🪷
明石入道、魅力的なキャラクターです☺️
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